さようなら田川快速[西鉄バス筑豊 田川(快速)小倉線]

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福岡県田川市と北九州市とを結ぶバス路線、西鉄バス筑豊「田川(快速)小倉線(通称、田川快速)」が2017年10月1日のダイヤ改正で小倉都心部への乗り入れを終了し、北九州側は小倉南区の中谷および頂吉越の発着となりました。
路線名も「西鉄後藤寺~中谷線」へ変更されています。

個人的にも馴染みのある路線で今回の系統分断は残念ではありますが、これまでの写真で振り返ってみたいと思います。


田川快速は、かつて炭鉱の街として栄えた田川市と北九州市都心部を国道322号線経由で結んでいました。
北九州市内および香春町内の国道322号線ではバイパスが並走していますが、田川快速のバスは旧道を通ります。
風光明媚な車窓や狭隘路もあり、乗りバス的にも面白い路線でした。タイミングが良ければJR日田彦山線と並走する事もあります。


後藤寺バスセンター(田川市、現在は閉鎖)を出発する田川快速。小倉都心部まではおよそ1時間半、一般路線バスとしてはなかなか長い道のりです。


後藤寺バスセンター2階には1988年まで、700席もの規模を誇る映画館が営業していました。
この「ターミナル会館」のほかにも多数の映画館が営業し賑わっていたそうですが、現在の姿からは想像もつきません…。
※現在はバスセンターも閉鎖されています



運行車両の主力は三菱ふそう製大型路線車。
走行時間の長い田川快速向けに新造された車両では前方まで2人掛けシートが配置され、車内で経由地を確認できる方向幕も装備していました。

かつては「快速」より上位の種別「特別快速(特快)」が運行された時期もあり、一部のバス停ではその名残りを伺い知ることができました。


西鉄バス北九州と路線が重複する中谷以北の北九州市街地では快速運転となり、定期券も共通利用可能なので乗車率が良かったのですが、小倉から中谷以南の田川方面へ向かう場合は速達性・運賃面ともにJR日田彦山線の方が優位であり、空席が目立っていました。
そのためか、2014年夏頃からは中型車両での運行も行われるようになりました。


小倉都心部(小倉駅の近く)の砂津バスセンターで出発を待つ田川快速。
行先表示のLED化が進む中、田川快速の車両では比較的遅くまで方向幕が使われていたため独特の味わいがありました。



かつて田川郡添田町周辺の路線を運行していたバス会社・添田交通の塗装車両も数台残っており、田川快速の運用に入ることもありました。
この写真を撮れた時はすごく嬉しかったですね…砂津バスセンター・添田交通塗装車両・快速田川行きのもう二度とないであろう組み合わせです。



学生時代、小倉に4年間住んでいましたが、休日に西鉄グループ一般路線バスが乗り放題の定期券「ホリデーアクトパス」で田川快速にはよくお世話になりました。
後藤寺バスセンターで急行バスに乗り継いで博多駅まで行ったり、所要時間も長いので読書タイムにしたり…結構思い出のある路線です(あまり現金では乗らなかったので申し訳ないw)

今回のダイヤ改正で小倉都心部への乗り入れは終了しましたが、中谷から先の区間はこれからも運行されますので、できるだけ長く走っていてほしいものです。
車窓の雰囲気もどんどん変わる楽しい路線ですので、近くに行く予定のある方はぜひ乗ってみてはどうでしょうか。