こんにちは。朝霧です。

早いものでもう11月も半ば。
秋のお出かけシーズンや冬休み、年末のイベントなどで写真もたくさん撮りますよね。
そこでよくやってしまうのが、データを削除してから「消さなきゃよかった…」ほかのファイルを消すつもりだったのに「間違えた…」結構やってしまいます。
スマホで撮った写真でもクラウドに自動バックアップされてると思いきや、Wi-Fiに接続されていなくてバックアップされてなかったり…。

誤削除

そんな時にすがりたくなるのが ”データ復元ソフト”。

今回は EaseUS(イーザス)社から発売されているデータ復元ソフト「EaseUS Data Recovery Wizard Professionalをご提供いただきましたので、使い勝手やちゃんと復元されるのか?を試してみました。

どんなソフト?

イメージ

会社概要によると、イーザス社は中国・四川省に拠点を置き、データ復元ソフトなどユーティリティ系のソフトウェアを世界的に展開しているメーカーとのこと。

データ復元ソフト「Data Recovery Wizard」シリーズには3つのグレードがあります。

  • Free(無料、復元可能データ量は500MB~最大2GB)
  • Professional(1台用ライセンス、データ量制限なし)
  • Technician(ライセンス台数無制限、データ量制限なし)

今回は1万円弱で販売されている「Professional」を試します。
一般家庭での使用であれば複数台のPCを持っていたとしてもどれか1台に入ってればOKな場合がほとんどだと思うので、Pro版で十分ですね。

とは言え正直言ってそれなりにお値段がしますので、まずは 500MB(SNSシェアで+1.5GB)復元可能な Free版を試してみると良さそうです。

まずはインストール

インストールは一般的なソフトウェアと同様、インストールウィザードに従うだけなので簡単。

ただし、ソフトウェアのインストール先は復元対象のファイルとは異なるドライブにインストールするよう警告が表示されます。
SDカードやUSBメモリのデータを復元する場合は普通にインストールしてOKですが、PC内蔵のHDD内のデータを復元したい場合は注意が必要です。

インストール

写真データを復元してみる

今回はデジカメで撮影した画像データの復元を試してみます。
カメラでの誤操作により、SDカード内の撮影データをすべて削除してしまったという想定です。

手順1
SDカードをPCに接続後、「Data Recovery Wizard」を起動すると「ディスクの選択」画面が表示されます。
今回は「CANON_DC (E:)」を選択して「スキャン」をクリック。

手順2-1
ディスクを選択後、復元な可能なファイルの検索が始まります。
SDカードを容量いっぱいまで使用していなかった場合はさらに以前のデータも検出されるので「フィルター」機能を使用して絞り込みます。

手順2-2
「高度なフィルター」機能を使用すると、ファイル形式や日付、ファイルサイズでの検索も可能。

手順3
画像データは復元前にプレビュー表示も可能。写真を撮る人には嬉しい機能ですね。

キヤノン製カメラ独自形式の.CR2ファイル(RAWデータ)にも対応していました。
ほとんどのカメラメーカーのRAWデータにも対応しているとのことで、このあたりの機能がフリーソフトとの差別化になっているようです。

手順4
復元したいファイルを選択したら、「リカバリー」をクリックで復元開始。
復元したファイルの保存先は復元元と別のドライブを指定する必要があるので、SDカードやUSBメモリからの復元ならPC内のHDDでOK。

手順5
復元が完了しました。復元されたデータを確認!

手順6
RAWデータも専用現像ソフトで正常に開くことが出来ました~。

復元時の注意点

データ復元の可能性を上げるために、「間違えて消してしまった!」と思ったら対象のSDカードやUSBメモリ等にデータを書き込まないようにするのが重要です。

消しただけの段階ではファイルが表示されなくなっている状態で、その状態だと復元できる可能性が高いです。
しかし、追加でデータを書き込んでしまうと、表示されなくなっているファイルの記憶領域を実際に書き換えてしまうため、復元が難しくなります。

なお、カメラ等の機器で「物理フォーマット」を実行したり、Windowsでのフォーマットで「クイックフォーマット」のチェックボックスを外した場合も復元が困難です。

感想

シンプルな設計の製品で、数クリックで簡単に復元が可能でした。
PCにあまり詳しくない方でも使えそうですね。
写真データのプレビュー機能もなかなか強力だと感じました。

なお、Android端末で使用しているmicroSDカードでも復元操作が可能ですが、スマートフォン本体のストレージは認識されませんでした。
(技術的に難しいのかもしれません…対応したらすごいですね)

ただ1万円弱する有償ソフトウェアという点で言うと、「プロモード」みたいなものに切り替えが出来て、ファイルの絞り込みが強化されたりするともっと面白いかなと思ったりもします。
(一般向けの実用ソフトにエンジニア的な面白さを求める方が間違ってそうw)

製品情報・ご購入はこちら
EaseUS Data Recovery Wizard Professional

提供: 有限会社イーザスソフトウェア